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妊娠中の坐骨神経痛…その原因とセルフケア!辛い痛みを今すぐ和らげる方法

2025.06.12 | Category: 坐骨神経痛,妊婦

妊娠中の坐骨神経痛は、多くの妊婦さんを悩ませる辛い症状です。大きくなるお腹に圧迫されることで、お尻から太もも、時には足先まで響くような痛みやしびれに悩まされることも少なくありません。この痛み、一体何が原因で、どうすれば和らげることができるのでしょうか?この記事では、妊娠中の坐骨神経痛の原因を詳しく解説し、自宅でできる効果的なセルフケアの方法をご紹介いたします。ストレッチや姿勢の改善、温罨法など、今日から実践できるケアで、少しでも快適なマタニティライフを送るためのお手伝いをさせていただきます。

1. 妊娠中の坐骨神経痛とは?

妊娠中は、身体に様々な変化が起こります。その変化の一つとして、坐骨神経痛に悩まされる妊婦さんも少なくありません。妊娠中の坐骨神経痛は、腰から足にかけて伸びる坐骨神経が圧迫されたり刺激されることで、痛みやしびれなどの症状が現れる状態です。多くの場合、片側のお尻や太もも裏、ふくらはぎ、足にかけて痛みが走ります。痛み方は、鋭い痛み、鈍い痛み、チクチクする痛みなど様々で、症状の強さも人それぞれです。

1.1 坐骨神経痛の症状

坐骨神経痛の症状は、お尻から足にかけての痛みやしびれが代表的です。その他、以下のような症状が現れることもあります。

  • 足の感覚が鈍くなる
  • 足に力が入りにくくなる
  • 痛みで長時間座っていられない
  • 寝返りが辛い
  • くしゃみや咳で痛みが悪化する

これらの症状は、同じ姿勢を長時間続けたり、くしゃみや咳をした時などに悪化しやすい傾向があります。

1.2 妊娠中に坐骨神経痛が起こりやすい理由

妊娠中は、ホルモンバランスの変化や子宮の増大、姿勢の変化、体重増加など、坐骨神経痛を引き起こしやすい要因が複数重なります。これらの要因が複雑に絡み合い、坐骨神経を圧迫したり刺激することで、坐骨神経痛の症状が現れます。

要因 詳細
ホルモンバランスの変化 妊娠中はリラキシンというホルモンが分泌され、骨盤の靭帯を緩めます。これは出産をスムーズにするために必要な変化ですが、同時に骨盤の安定性が低下し、坐骨神経痛のリスクを高める可能性があります。
子宮の増大 子宮が大きくなるにつれて、周囲の神経や血管が圧迫されやすくなります。特に坐骨神経は、子宮の近くを通っているため、圧迫の影響を受けやすいのです。
姿勢の変化 お腹が大きくなるにつれて、腰を反らせるような姿勢になりがちです。この姿勢は腰への負担を増大させ、坐骨神経痛を引き起こす原因となります。
体重増加 体重増加も、腰や骨盤への負担を増やし、坐骨神経痛のリスクを高める要因となります。

これらの要因が単独、あるいは複合的に作用することで、坐骨神経痛を発症するリスクが高まります。妊娠後期になるにつれて、これらの要因の影響が強くなるため、坐骨神経痛の症状も悪化しやすいと言われています。

2. 妊婦の坐骨神経痛の原因

妊娠中に坐骨神経痛が起こる原因はいくつか考えられます。主な原因は以下の通りです。

2.1 大きくなる子宮による圧迫

妊娠週数が進むにつれて子宮は大きくなり、周囲の神経や血管を圧迫します。特に坐骨神経は身体の中で最も太い神経であり、子宮の圧迫を受けやすい位置にあるため、坐骨神経痛を引き起こす大きな原因となります。子宮が大きくなることで、坐骨神経が直接圧迫されるだけでなく、骨盤内の血流が悪くなることも痛みを増強させる要因です。

2.2 ホルモンの影響

妊娠中はリラキシンというホルモンが分泌されます。リラキシンは骨盤の靭帯を緩めることで出産をスムーズにする役割がありますが、同時に骨盤の安定性を低下させ、坐骨神経を圧迫しやすくしてしまう可能性があります。靭帯が緩むことで、骨盤の関節が不安定になり、坐骨神経への負担が増加するのです。

2.3 姿勢の変化

大きくなるお腹を支えるために、妊婦さんは無意識のうちに姿勢を変えてしまいます。反り腰になったり、猫背になったりするなど、姿勢が悪くなることで骨盤に歪みが生じ、坐骨神経を圧迫しやすくなります。バランスを保とうとすることで、身体の重心が変化し、特定の部位に負担がかかりやすくなるのです。

2.4 体重増加

妊娠中は体重が増加しますが、この体重増加も坐骨神経痛の原因となります。増加した体重は骨盤や腰への負担を増やし、坐骨神経を圧迫する原因となります。体重が増えることで、腰や骨盤への負担が増し、坐骨神経痛の症状を悪化させる可能性があります。

2.5 その他(ストレス、冷えなど)

ストレスや冷えも坐骨神経痛を悪化させる要因となります。ストレスは筋肉の緊張を高め、血行不良を引き起こすため、坐骨神経痛の痛みを増強させる可能性があります。また、冷えは血行を悪くし、筋肉を硬くするため、坐骨神経痛の症状を悪化させることがあります。

要因 影響
ストレス 筋肉の緊張を高め、血行不良を引き起こし、痛みを増強
冷え 血行不良、筋肉の硬直を引き起こし、症状を悪化

3. 妊娠中の坐骨神経痛のセルフケア

妊娠中の坐骨神経痛の痛みを和らげるためのセルフケアは、症状の緩和に役立ちます。ただし、自己判断で行わず、専門家に相談しながら進めていきましょう。ご自身の体の状態に合った方法で行うことが大切です。

3.1 ストレッチ

妊娠中は体に負担をかけない、無理のない範囲でストレッチを行いましょう。痛みが増す場合はすぐに中止してください。

3.1.1 梨状筋ストレッチ

梨状筋は、お尻の深部に位置する筋肉で、坐骨神経の近くを通っています。この筋肉が硬くなると坐骨神経を圧迫し、痛みを引き起こすことがあります。仰向けに寝て、片方の足をもう片方の太ももの上にのせます。そして、下の足の太もも裏を持ち、胸の方へ引き寄せます。お尻に伸びを感じたら、その姿勢を20~30秒ほどキープします。反対側も同様に行います。

3.1.2 ハムストリングストレッチ

ハムストリングは、太ももの裏側にある筋肉です。この筋肉が硬くなると、骨盤の歪みにつながり、坐骨神経痛を悪化させる可能性があります。床に座り、片方の足を伸ばし、もう片方の足を曲げます。伸ばした足のかかとに向かって上体を倒し、太ももの裏側に伸びを感じるところで20~30秒ほどキープします。反対側も同様に行います。

3.1.3 お尻のストレッチ

お尻の筋肉をほぐすことで、坐骨神経への圧迫を軽減することができます。仰向けに寝て、両膝を立てます。片方の足をもう片方の太ももの上にのせ、両手で下の足の太ももを抱えて胸の方へ引き寄せます。お尻に伸びを感じたら、その姿勢を20~30秒ほどキープします。反対側も同様に行います。

3.2 姿勢の改善

正しい姿勢を保つことは、坐骨神経への負担を軽減するために重要です。

正しい姿勢 注意点
立ち方 背筋を伸ばし、お腹を軽く引き締め、肩の力を抜きます。足は肩幅に開き、体重を両足に均等にかけます。 猫背にならないように注意し、顎を軽く引きます。
座り方 浅めに座り、背筋を伸ばします。足を組まず、両足を床につけます。椅子に深く腰掛け、背もたれを利用しましょう。 長時間同じ姿勢を続けないようにし、適度に休憩を取りましょう。

3.3 温める/冷やす

痛みが強い場合は、患部を冷やすことで炎症を抑える効果が期待できます。保冷剤などをタオルに包み、15~20分程度冷やしましょう。痛みが慢性化している場合は、温めることで血行を促進し、筋肉の緊張を和らげることができます。温湿布や湯たんぽなどを使い、心地よいと感じる温度で温めましょう。

3.4 骨盤ベルトの使用

骨盤ベルトは、妊娠中に緩んだ骨盤を支え、安定させることで、坐骨神経痛の痛みを軽減する効果が期待できます。ただし、締め付けすぎると血行が悪くなる可能性があるので、適度な締め付け具合で使用しましょう。また、使用時間や使用方法については、専門家に相談することをおすすめします。

4. 妊娠中の坐骨神経痛を予防するには

妊娠中は、身体の変化が大きく、坐骨神経痛を発症しやすい時期です。しかし、日頃から予防を意識することで、痛みを未然に防いだり、軽減したりすることが可能です。快適なマタニティライフを送るためにも、ぜひ以下の点に注意してみてください。

4.1 適度な運動

適度な運動は、血行を促進し、筋肉の柔軟性を保つのに役立ちます。妊娠中は激しい運動は避け、ウォーキングなどの負担の少ない運動を行いましょう。特に、安定期に入ったら、専門家に相談の上、無理のない範囲で身体を動かすことをおすすめします。

運動不足は、筋力の低下につながり、坐骨神経痛を悪化させる可能性があります。また、体重増加にもつながりやすいため、注意が必要です。運動の種類や時間、頻度などは、ご自身の体調に合わせて調整しましょう。

4.2 正しい姿勢を保つ

正しい姿勢を保つことは、身体への負担を軽減し、坐骨神経痛の予防に繋がります。妊娠中は、お腹が大きくなるにつれて姿勢が変化しやすいため、意識的に正しい姿勢を保つように心がけましょう。

4.2.1 立っている時

立っている時は、背筋を伸ばし、お腹を引っ込めるように意識しましょう。 猫背にならないように注意し、あごを引いて、目線はまっすぐ前を見るようにします。長時間同じ姿勢で立っていると、身体に負担がかかるため、適度に休憩を取りながら姿勢を変えるようにしましょう。

4.2.2 座っている時

座っている時は、浅く腰掛けず、深く椅子に腰掛け、背もたれにもたれかかるようにしましょう。 足の裏全体を床につけるか、フットレストなどを使いましょう。足を組むと骨盤が歪み、坐骨神経痛を悪化させる可能性があるため、避けましょう。デスクワークなどで長時間座っている場合は、1時間に1回程度は立ち上がって軽いストレッチなどを行い、身体を動かすようにしましょう。

姿勢 ポイント
立つ 背筋を伸ばし、お腹を引っ込める。猫背にならないように注意し、あごを引いて目線はまっすぐ前。長時間同じ姿勢にならない。
座る 深く椅子に腰掛け、背もたれにもたれかかる。足の裏全体を床につける。足を組まない。長時間同じ姿勢にならない。
寝る 横向きに寝て、抱き枕などを活用し、身体を支える。仰向けで寝る場合は、膝の下にクッションなどを置き、腰への負担を軽減する。

寝る時は、横向きに寝て、抱き枕などを活用し、身体を支えるのがおすすめです。 仰向けで寝る場合は、膝の下にクッションなどを置き、腰への負担を軽減しましょう。自分に合った寝姿勢を見つけることが大切です。

これらの予防策を実践することで、妊娠中の坐骨神経痛のリスクを減らし、快適なマタニティライフを送ることに繋がります。少しでも違和感を感じたら、我慢せずに専門家に相談するようにしましょう。

5. まとめ

妊娠中の坐骨神経痛は、大きくなる子宮による圧迫やホルモンの影響、姿勢の変化、体重増加などが原因で起こることが多いです。辛い痛みですが、セルフケアで症状を和らげることができます。梨状筋ストレッチやハムストリングストレッチなどのストレッチ、正しい立ち方・座り方を意識した姿勢の改善、温めたり冷やしたり、骨盤ベルトの使用などが効果的です。また、適度な運動や正しい姿勢を保つことで予防も可能です。妊娠中は身体の変化が大きく、痛みや不安を感じやすい時期です。ですが、今回ご紹介したセルフケア方法を試したり、周りの人に相談したりしながら、少しでも快適なマタニティライフを過ごせるように工夫してみましょう。お困りごとがありましたら当院へお問い合わせください。